再び気分どん底★

2000年12月1日
彼から涙声で電話がきた。驚いて、
「どうしたん???なんかあったん???」
と聞いても声が出せないくらいいっぱいいっぱいになってるらしく話してくれない。何回問い直しても同じだった。そして、
「ごめん・・ちょっと待って。また掛け直すよ」
と言って切られた。
当然のことながら、何があったのかと心配で心配で気が気じゃなかった。中々電話がこないし、メールしても返信がこないので、こっちから電話。しかし、やはり話せない状態らしく切る事に。
更に待つ事15分。こんな状態で待たされた日にゃぁーこっちの精神がもたない。心臓も苦しくなってきた。
再度こっちから電話。ようやく彼は普通の声に戻っていた。
「話して。何があったの?」
「うん。俺自身の問題。昨日ね、俺には繻子欄が居るから、前の彼女からもらったものとか、写真とか捨てようと思って出して、姉に燃やしておいてくれって頼んだんよ。んで、ちゃんと燃やしておいてくれたみたいで・・。ふと、昔のことをしみじみ思い出してたら、涙が出てきて・・。そんで、繻子欄の声聞きたくなって電話したら、余計寂しくなって・・・。ごめん、心配かけて。」

彼がなぜ涙を流すほど悲しくなったのか。それは、昔一番愛した彼女が死んで居ないから。生きてる上で別れたなら気持ちも整理つくけど、死に別れでは到底無理。心に残る傷は計り知れない。数年たった今でも、それは変わらないだろう。一生忘れる事はないと思う。しかし、いつまでも思い出にしがみついてるわけにもいかない。彼は数年かけて、ようやく気持ちの整理ができた。その間、彼女も出来たが、寂しさを紛らわせるためだった部分があったのかもしれない。けれど、ようやく整理できた時に、私と出会った。

彼の中での前彼女の存在の大きさを前から知ってたし、それは仕方ないことだと納得もしてた。でも、やっぱりどっかで嫉妬している自分が居る。死んだ人が相手なだけに、ある意味勝ち目がない。
今日も、前彼女のことで心をいっぱいにして泣いてたかと思うと、ショックだった。私が居ない。そこに居ない。居たとしても、心の隅の方に押しやられている。それが悲しかった。

私自身、前彼のこととかを思い出す。色んな思い出を。生きてる上で、且つ、私の意思で別れた彼のことでさへも泣けてきたりすることも、たまぁにある。東大の前彼は、色々後悔することもあったし、納得できないままに別れてしまったから、かなり心に存在が染み付いてる。思い出す回数も頻繁だ。だから、泣いた彼氏の気持ちはよくかわる。しかし、感情的な部分で受けつけてくれない。理性では理解できても、感情が納得してくれない。

私だけを見、私の存在しか心になく、私だけを愛してる人でなきゃ嫌だ。自分勝手で、我が侭なことは百も承知。でも、そうでないと、一緒にいる意味が私の中で無くなってしまう。前彼は、私しか居ないんだってくらいに惚れ込んでくれた人だった。それが当たり前だと思ってた。だから、余計に受けつけないのだろうか?免疫がないのだろうか?
惚れ込んでくれてはいたものの、あまりの頼りなさに別れてしまったんだけど・・・。

私じゃない、前彼女の事で心をいっぱいにしている彼を見るのは苦痛だ。私は身代わりなのだろうか?とさへ考えてしまう。どんどんマイナス方向へ・・・。

彼から電話で泣いていた事情を聞かされた時、あまりにショックで、「わかった。もう切るね。」と言って、すぐ切った。
涙が溢れ出てきて、胸が絞られるように苦しくて会話どころじゃなかった。もう、それ以上彼と話せなかった。

自分でも馬鹿げた考えだと認識している。ようは、単なる嫉妬だ。アホらしいことこの上ない感情だ。

それでも、涙が止まらないのだからどうしようもない・・・。



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