大切な人の遺志を知る日々
2000年12月14日今日は、きちんと気持ち切り換えて仕事できたように思う。部屋に入る前は彼のことが頭によぎるが、部屋に入った瞬間心をシャットアウトしてしっかり前を向いて仕事できたはず。彼に「大人なんだから、しっかりしなさいよ。」と言われないように頑張ったつもり。
今までなんの気にもしていなかった「くも膜下出血」という病気を知りたいと思うようになった。ネットで検索して調べた。助かった人の確率を見て、なぜ、その奇跡が彼に起きなかったのかと、憤りと悲嘆を覚えた。
唯一声を出して泣ける車の中。
心の叫びを声に出して吐き出せる中。
彼も好きだったB’zを聞きながら気持ちが揺さぶられる。NEWアルバムを耳にすることのなかった彼のために、今日テープにダビングした。明日、彼が聞けるように、ずっと車の中で流し続けようと思ってる。
彼は、私の大嫌いな女にどんな扱いを受けたのだろう。事実を聞いたら・・・きっと私は怒りで狂いそうになるような気がする。
あの女と付き合ってた事実。それは本当に事実だろうか?あの女はそう思っていても、彼はそう捉えていないのかもしれない。事実は常に一つではない。
だから、私は彼を信じよう。彼には彼の考えがあった。気持ちがあった。事情があった。それは、彼本人にしかわからない。今更とやかく探っても、どうしようもない。そう思えるようになった今日。
1年前の彼の温もりを抱きしめる。
彼の言葉の端々に現れる意図を汲み取ってやれなかった自分を口惜しく思う。そして、ごめんな・・・とつぶやいている自分がいた。
もうすぐ訪れる20世紀最後のクリスマス。彼は体験できない。そして、21世紀になる瞬間。彼は見れない。
今日の曇り空。彼は仰ぎ見れない。
一つ一つの事象が今までとは違って見えてくる。
私の落ち込んだ声を聞くのが嫌だった彼。繊細な心を持っていたから、そんな私の声を聞くと苦しくなったのだろう。
きっと、今の私を見たら・・・彼は苦しむんだろうな。私だけじゃない。他のチャットの友達。大学の友達。そして、何よりも家族の悲しむ姿。彼はどんな悲痛な思いで、それを見ているのだろう。
自分の人生を突然奪われた無念さよりも、きっと、彼は自分のことで悲しんでいる人たちのことを思う。そして、傷つく。そういう子だった。
だからこそ、私は笑って過ごせるようになりたい。
一日も早くそうなりたい。
それでも、まだまだ出来そうにない自分の弱さを彼に謝る毎日。
それでも、明日はやってくる。
今までなんの気にもしていなかった「くも膜下出血」という病気を知りたいと思うようになった。ネットで検索して調べた。助かった人の確率を見て、なぜ、その奇跡が彼に起きなかったのかと、憤りと悲嘆を覚えた。
唯一声を出して泣ける車の中。
心の叫びを声に出して吐き出せる中。
彼も好きだったB’zを聞きながら気持ちが揺さぶられる。NEWアルバムを耳にすることのなかった彼のために、今日テープにダビングした。明日、彼が聞けるように、ずっと車の中で流し続けようと思ってる。
彼は、私の大嫌いな女にどんな扱いを受けたのだろう。事実を聞いたら・・・きっと私は怒りで狂いそうになるような気がする。
あの女と付き合ってた事実。それは本当に事実だろうか?あの女はそう思っていても、彼はそう捉えていないのかもしれない。事実は常に一つではない。
だから、私は彼を信じよう。彼には彼の考えがあった。気持ちがあった。事情があった。それは、彼本人にしかわからない。今更とやかく探っても、どうしようもない。そう思えるようになった今日。
1年前の彼の温もりを抱きしめる。
彼の言葉の端々に現れる意図を汲み取ってやれなかった自分を口惜しく思う。そして、ごめんな・・・とつぶやいている自分がいた。
もうすぐ訪れる20世紀最後のクリスマス。彼は体験できない。そして、21世紀になる瞬間。彼は見れない。
今日の曇り空。彼は仰ぎ見れない。
一つ一つの事象が今までとは違って見えてくる。
私の落ち込んだ声を聞くのが嫌だった彼。繊細な心を持っていたから、そんな私の声を聞くと苦しくなったのだろう。
きっと、今の私を見たら・・・彼は苦しむんだろうな。私だけじゃない。他のチャットの友達。大学の友達。そして、何よりも家族の悲しむ姿。彼はどんな悲痛な思いで、それを見ているのだろう。
自分の人生を突然奪われた無念さよりも、きっと、彼は自分のことで悲しんでいる人たちのことを思う。そして、傷つく。そういう子だった。
だからこそ、私は笑って過ごせるようになりたい。
一日も早くそうなりたい。
それでも、まだまだ出来そうにない自分の弱さを彼に謝る毎日。
それでも、明日はやってくる。
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