まだ生きてます

2002年2月14日
スイッチを切ることを覚えました。
心のスイッチを切り、痛みをごまかします。
しかし、唐突に勝手にスイッチが入るときがあります。その時は、泣き叫びます。もちろん誰もいないことを確認して。

消防士にとって、私は負担にしかなれなかったのだろうか。私は要求しすぎたのだろうか。
もっともっと心と神経をつかって、彼を見守ってあげればよかった。そうしたら、こんなことにはならなかったのかもしれない。
今度こそ一生そばにいたいと思った。今度こそ一生手をつないで歩んでいきたいと思った。
彼氏を裏切ってまで手にいれた愛。
しかし、やはり罰でしょうか。失ってしまいました。いつもそう。いつも失ってしまう。
最後だと思って消防士の愛を受け入れ、私も心から消防士を必要とし、愛した。
なのに、こんなに早く、こんなに簡単に失ってしまうなんて。

彼氏は未だに私を必要としてくれてます。
知らないところで裏切った私を愛してくれている。
しかし・・・・私は、もう彼氏ではなく、消防士でなければ駄目な人になってしまってた。

消防士を失った今、私に生きる意味はありません。
甘えです。勝手な思いこみといわれるでしょう。
単なる弱さです。
けれど、心が壊れるくらいに消防士を愛してしまってたんです。どうしようもないんです。

本当に死にたいと思いました。今もその気持ちはあります。元彼を病気で失い、今の彼氏も心臓病で何度も手術をしました。命に関わる病気です。
「死ぬ」ということ、「生きる」ということ。
誰よりも心で実感しています。死んだ時、後に残された者が、どれほど悲痛な思いで苦しむかも痛いほどわかっています。周りにそんな苦しい思いをさせる権利は私にはありません。わかってるんです。
けれど、消防士が私の隣にいないことに耐えられないのです。息ができない。先が見えない。狂いそうになるんです。

しかし、一つの決断をしました。まだ消防士と完全に繋がりがなくなったわけではありません。2日に一回は私から電話しています。もちろん、よそよそしい会話になってしまってはいますが。
消防士は「自分を保てない。今の自分には自信がない。もう疲れた」と私に言いました。
だったら、必要とされていなくても、何も要求せず、何も質問せず、ただただ消防士を支えようと思いました。何もなかったようにずっと消防士を見つづけてあげようと思いました。
その中で、消防士の心に余裕が復活し、また私のそばに居てくれるようになるかもしれない。
そう考えたのです。殆どない可能性です。いつ結論が出るかもわかりません。何ヶ月もかかるかもしれないし、一年かかるかもしれません。

そこまで私の心が耐えられるかどうかはわかりませんが、頑張れるだけ頑張ってみようと思ったのです。1%もない可能性にかけてみようと思ったのです。

毎日必死で、「助けて」という言葉を誰に言えることもなく過ごす。消防士でなければ私を助けられない。悲痛と絶望に襲われても、自分一人で持ちこたえるしかありません。それは、彼氏を裏切った罰でもあるでしょう。

「最後の愛」だと決めた思いなのだから、やれるところまでやってみようと思います。

それでも、「ダメだ」という結論が出たり、私の心がもたなかった場合は・・・・・生きていくことを諦めます。

                                                       

「日に日にすべてが良い方向にいく」

この言葉を毎日唱えながら、私は消防士への愛にすがりついて日常生活を送るのです。

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