会いたい

2002年2月28日
消防士に会いたい。
以前当たり前だったように、彼の車の助手席に乗って、手を繋いでいたい。
笑って話してたい。

会いたくて会いたくて仕方ない。

けれど、向こうが承諾してくれなければ会えない。
承諾してくれる日がくるかどうかもわらかない。

家に一人でいると孤独に襲われ、不安に押し潰されそうになって、泣き叫んでしまう。
枕に顔をおしつけて、声にならない声で叫ぶ。
自分自身で乗り越えなくてはならない苦しみ。
自分自身で克服しなければならない辛さ。

消防士の幻想を見るようになった。
その幻想と会話するようになった。
消防士は以前のように優しく笑いかけてくれる。
手を繋いでくれる。抱きしめてくれる。キスしてくれる。
そして、「辛い思いさせるけれど、必ず乗り越えて会いに行くから。それまで信じて待っててくれる?」
そう私に優しい声で言った。
私は泣きながら「うん」と答えた。

すべて幻想。私の願望が見せたもの。
けれど、どこかで信じたい。消防士と心が繋がっていることを。幻想の中で言ってくれた言葉は消防士の本心だと。

私を愛してくれた消防士を信じたい。
消防士を愛してる自分を信じたい。

電話は1週間に1回出てくれるかくれないかの状況だけれど、電話の向こうで、消防士が必死に乗り越えてるんだと信じたい。

何もできないけれど、祈ることしかできないけれど、信じる事しかできないけれど、それでも消防士を待ちたい。
必ず、あらゆるものが私達二人を見守ってくれていると信じたい。

私は私の魂に刻み込む。
「消防士と共に手を取り合って生きていく」
と。

この望み。
神に届くだろうか。

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